Intelligent Life

これからの時代に必要なのはインテリジェンス。欧米や新興国に負けないよう頑張りましょう。

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今日、年金を運用しているGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が5兆8千億円の赤字を出したという報道がなされていました。NHKも含めて、「大失態じゃないの!」といったトーンの報道になっていますが、私のような個人投資家から見れば「報道機関は世界に向かって無知をさらけだして。恥ずかしくないのっ!」という感じです。日本の金融リテラシーはここまで低いのかと、情けなくなります。

はっきり言います。年金積立金管理運用独立行政法人がやっている運用は、非常にまともで、真面目で、保守的過ぎるくらいです。単年度で5兆8千億円のマイナスと言っても、パーセントに直せば6.41%。サブプライム問題で世界中が大騒ぎになっている状態で、この運用成績は上出来と言ってもいいくらいです。もっとも欧米からは「そりゃぁ、国内債権比率があれだけ高いんだもん」と言われそうですが。

一応、本日、公表された GPIF の報告書をざっと眺めてみました(122ページもあるので、本当にざっとです)。
  平成19年度業務概況書

現在のポートフォリオは、次のようになっています。

国内債権:62.37%
国内株式:15.11%
外国債券:10.58%
外国株式:11.94%
短期資産:0.00%

ベンチマークも、国内は TOPIX、海外は KOKUSAI を使っているし、運用も複数の会社に分散しているし、非常に真面目で教科書どおりの運用をしています。

国内債権が62.37%というのは、先進国の年金運用の中でも、最も保守的(リスクを取っていない)運用です。報道機関は「年金運用の見直しを迫られるかも…」と言っていますが、これは「1年でもマイナス運用になるのはけしからん」と言っているのでしょうか? そうであれば、100% 国内債権にしないと無理ですが、そうすると満足のいく額の年金はもらえなくなります。となると、「じゃぁ、増税をするの?」という話になります。

そこまで考えて報道しているのならいいのですが、いきなり街頭インタビューで素人をつかまえて「5兆円の赤字だそうですが、どう思いますか?」なんて質問をするものだから、「しっかりやってもらわないと困ります」といった答えしか返って来ませんよね。当然です。

私は、反対の意味で、年金の運用を改善した方が良いと思っています。5月30日にも書きましたが、今は保守的過ぎる(リスクを取らなすぎる)ので、リスク資産を増やし(=国内債権を減らし)、もう少し違ったカテゴリの資産を追加して、さらなる分散を進めるべきだと思います。そういう意味では、運用の見直しが必要ですね。

つまり、リスクを抑えつつもう少しリターンが得られるように(= シャープレシオが高まるように)ということです。
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古琳斗(コリント)
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  • 難しくなって来ている時代だからこそ、インテリジェンスが必要です。知識を得ることは本来、楽しいもの。ゲーム感覚で向き合ってみましょう。

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